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2009.07.04

Still Too Young To Remember ~ It Bites in O-EAST

20年振り(!)に来日したイット・バイツを観てきた。

1986年にデビューし、プログレッシブ且つキャッチーな音楽性と高度なテクニックで人気のあったイット・バイツだが、残念ながら3枚のスタジオ録音アルバムと1枚のライブ盤を残して解散してしまった。その後は、熱心なファンの間でライブテープがトレードされたりしていた、という話でも分かるように、このバンドの真骨頂はライブにある。僕自身も、イット・バイツに関しては、ライブ盤の方を愛聴していた。難易度の高い楽曲をライブで軽々と、しかも余裕というかユーモアたっぷりに、それもハイ・テンションで再現してしまうイット・バイツ、一度は生で見たいバンドであった。1989年の日本公演に行かなかった事を、最後の作品となったライブ盤『Thankyou And Goodnight』を聴きながら悔やんだものだ。

時は流れて2008年、イット・バイツが再結成し、新作を発表する、というニュースを耳にした。オリジナル・メンバーでの再結成ではないのだが、素直に喜ばしいニュースであった。そして、今年ついに20年振りの来日公演が実現。見たくて仕方がなかった生のイット・バイツが、ようやく見れるのだ。もう見れないと思ってだけに、感激もひとしお。長生きはするものである(笑)

なんて、偉そうな事を言ってるけど、実は来日公演のことを知ったのは、公演の約一ヶ月前(汗)。慌ててチケットを申し込んだら取れたので良かったけど、下手すると見れない可能性があった。しかも、今回の来日公演は、東京公演一回のみだし。いやぁ、危ない危ない(笑)

さらに言うと、実は去年出た再結成アルバム、まだ聴いてなかった(大汗)。なんやかやで後回しになっていたのである。で、まず、新生イット・バイツによるライブ盤『When The Lights Go Down』を聴いた。新加入のジョン・ミッチェルのギター&ボーカルは、オリジナル・メンバーのフランシス・ダナリーと比べても遜色なく、あくまでもイット・バイツとして抵抗なく聴ける、素晴らしいライブ盤だ。来日公演への期待は高まるばかり。そして、ようやく新作『The Tall Ships』を聴いたのが、なんと公演前日(滝汗)。あれこれ忙しかったので遅れてしまった、ってことで、どうかご勘弁を(誰に言ってんだ?)

という訳で、前振りが長くなってしまったが(笑)、2009年7月3日、渋谷O-EASTで行なわれたイット・バイツの来日公演に行ってきたのである。

ご承知のように、O-EASTは渋谷・道玄坂のラブホ街の一角にある。一人でも連れがいても、歩きにくい場所だ(笑)。それにしても、久々に行った渋谷は、以前に比べると整理されたような印象があったが、相変わらず人は多いし、やっぱ嫌いだ(爆)

平日だし、当然仕事帰りに行った訳で、渋谷に着いてからコインロッカーに荷物を放り込んでO-EASTに向かった。到着してみると、既に開場となっており、入場してみたら会場内はほぼ満員(ちなみに、オールスタンディングです)。とりあえず、恒例のTシャツ購入。

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情報によると、知り合いも何人か見に来ているらしいのだが、ほぼ満員となったホール内では分からない。探すのも何なので、ずっとホール後方の壁に張り付いて開演を待っていた。しかし、開演まで30分以上もある状態でこれでは、始まる頃にはどうなっているのか...^^;

そて、そうこうしているうちに、定刻となり、場内が拍手でイット・バイツの登場を促す中、メンバーがステージに現れた。いよいよ、ライブスタート!

1. Kiss Like Judas
やっぱりというか当然というか、オープニングはこの曲だった。掴みとしては最高の曲。ライブ盤聴きながら、ギターでこんな事やりながら、よく歌えるよなぁ、なんてずっと思っていたのだが、生で見ると、やっぱりやってた(笑)。イントロのキーボードは自動演奏かそれとも手動か。曲が始まった時は、まだ暗かったんで確認出来なかったのが残念(笑)

2. Oh My God
3. Ghosts

前日一度聴いただけの新作から2曲。一度しか聴いてないとはいえ、どちらも実にキャッチーでフックの効いた曲であるので、すぐ分かった。どっちもライブ向き。

4. All In Red
デビュー・アルバムの曲。この曲も、弾きながら歌うなんて信じられない、という曲であるのだが、やっぱりやってた(笑)。こういうのを目の前で見れるのって、感動的(爆)

5. Plastic Dreamer
3rdの曲だが、これ以前からやってたっけ? 再結成後のレパートリーのような気が...新ボーカル、ジョン・ミッチェルの好みか?(笑)。ポップな曲である。

6. Great Disasters
新作から。曲を始める前に、ジョン・ミッチェルが「どんぶりよんぶりえよ どんぶりよんぶりえよ いよ」と歌うと、観客が「おえーよ おーわぁっお」と返す。さすが皆さん完璧。これもお約束なんだろうか。こういう風に、意外とコール&レスポンスが多いのが、イット・バイツの特徴でもある。だから、彼らのライブは楽しいのだ。

7. Yellow Cristian
8. The Ice Melts Into Water
9. Midnight

どれも昔の曲。今も重要なレパートリーなのだ。賑やかな曲、静かな曲、色々あって飽きさせない。個人的には、「Midnight」大好き(笑)

ライブ自体は、完全に演奏主体で、MCも少なく、曲毎の凝った演出もない。衣装もごくフツー(笑)。淡々と曲を続けていく、といった印象。絶対的な自信がなければ出来ない事だが、メンバー各々の余裕のある表情がなかなかよろしい。演出なし、とはいえ、こう余裕たっぷりに演奏されると、見てても聴いてても飽きないし、事実立ちっ放しだったにもかかわらず疲れを感じなかった。

10. The Wind That Shakes The Barley
これも新作の曲。一度だけしか聴いてない『The Tall Ships』だが、かなり昔のイメージと異なる曲もあるのだが、ライブでは相も変わらずイット・バイツ、ってな曲を演奏していた。この曲も合いの手のフレーズが印象的。ちなみに、↑のTシャツの裏に書いてある曲名とはこれである。

11. The Old Man And The Angel
ついにここで大作。2ndの曲で、以前から重要なレパートリーだった。ある意味、ハイライトだったかも。実に見事なパフォーマンスでした。

12. This Is England
これも新作に収録の大作。個人的にはあまり好きなタイプではないが、いかにも英国バンドらしい気品と風格を感じさせる曲だ。

ここで本編は終わり。この曲で締めるのはちょっと...^^; なんて思ったけど(笑)。そして、アンコールを求める拍手に応えてメンバーが再度登場。あれもやってないし、これもやっないし、楽しみなアンコールが始まった。

13. Calling All The Heroes
“まだやってない曲”第一弾はこれだった。当然っす。いやいや、盛り上がったなぁ。

大盛り上がりのうちにアンコール一曲目が終わると、また引っ込んでしまうメンバーたち。おいおいもう終わりかよ、あれを聴いてないよ。場内に灯りがともり、「本日の公演は全て終了しました」というアナウンスが流れても、大部分の観客が帰ろうとしなかったのは、取りも直さずこの曲が聴きたかったからだ。すなわち、

Still Too Young To Remember

僕も、帰ろうとする人たちの流れに逆らいながら、ずっと待っていた。けど、それっきりイット・バイツは登場しなかった...

残念だ。聴きたかったのに...♪どんちゅの~どんちゅの~、って合唱したかったのに...

結局、帰ろうとしない客に対して、二度目の「本日の公演は全て終了しました」というアナウンスが流れると、さすがに僕も諦めて帰ることにした。素晴らしいライブだったけど、これだけが心残りだ。同じ事を思った人は大勢いたのではなかろうか。

もし、ほとんどの観客が帰った後で、わずかに残った客に向けて「Still Too Young To Remember」が演奏された、なんて事があったら悲しいな。つーか、悔やんでも悔やみきれない(笑) あと10分待っていれば、なんて(笑)

まぁ、でも、イット・バイツ最高でした。やや、バランスが悪い感じはしたけど。ギターとキーボードの音が、今イチはっきりしてなかったような。あの、ジョン・ベック特有のきらびやかなキーボードの音色を、もうちょっと良い音で聴きたかった。

イット・バイツは、解散後もあれこれメンバーを引っ張ってきては再結成を試みたらしいが、うまくいかなかったらしい。が、ジョン・ミッチェルという人材を得て、ついに再始動した訳だが、新作を聴いても、この度のライブを見ても、これは単なるリユニオンではなく、このメンバーでずっとやっていみう、という意志が感じられる。かつてのイット・バイツとはやや違うけど、それはそれで仕方ない事だし、新生イット・バイツも魅力的であるし、是非このまま活動を続けていって欲しいと、願わずにいられない。そしてまた来日して欲しいものだ。また行くから。

でも、今度は「Still Too Young To Remember」やってね(爆)

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コメント

観に行かれたんですね!!
羨ましい〜
早速東京転勤のプラス面を垣間見た気がします(笑)

僕もウラヤマシイです。
新作も購入しましたし、過去の作品も全部持っていたのですが。
(実はライヴCDだけ「整理」する際に手放してしまいました。MFCオーナーさんからは叱られますね。^^;)
確か日本盤ライブの解説には、コルグの関係者?がライナーノーツを書いていたのか、「このキーボードの音はコルグでしか出せない音である。」てなことを書いていた記憶があります。

>さすがに僕も諦めて帰ることにした。

一作だけCD残して夭折した、今は亡きジェフ・バックリーのライブをクラブクワトロに観に行った時のこと、客電が点いて半分以上の客が帰った後に、再び現れもう1曲演奏したことがありました。
あの時は「残っていて良かったぁ」と思いましたが、さすがに客電がついたら普通は終了ですよね。(笑)

♪sinくん

>羨ましい〜
へへへ、いいでしょ?^^
>早速東京転勤のプラス面を垣間見た気がします
全くです(笑) 東京のみ、それも一回限りですからね。大阪にいたら、まず見れなかったでしょう。聞く所によると、20年前も、イット・バイツの来日公演は東京のみだったらしいです。ただ、その時は4回やったそうですが(笑)

♪マットさん

>僕もウラヤマシイです
マットさんもイット・バイツお好きなんですね。いやほんと、見れて良かったです。20年前は行かれたのですか?
>「このキーボードの音はコルグでしか出せない音である。」てなことを書いていた記憶があります
D-50と書いてあります。メーカーまでは書いてませんね。ちなみに、書いた人はローランドの人です。
>あの時は「残っていて良かったぁ」と思いましたが、さすがに客電がついたら普通は終了ですよね
全くですね(笑)。去年、角松敏生を見に行ったら、アンコール3回もやって、3回目は客電が一回ついた後でした。帰った人結構いましたね。
それにしても、ジェフ・バックリイとは...シブいですね。

Rose Marie はやらなかったんですねーー?
意外というかもし観に行ってたら落胆激しかったです私(笑)

てかフランシスダナリーじゃないんですね、、、

♪ろぉくまぁんさん

>Rose Marie はやらなかったんですね
そういえば、やりませんでしたね。

>もし観に行ってたら落胆激しかったです
そういう曲、たくさんありますよ(笑)

>フランシスダナリーじゃないんですね
新生イット・バイツってことで^^;

あ、ローランドでしたか。記憶違い失礼。(汗)

ジェフ・バックリー、これからという時だったのに「川で溺れて死亡」の記事を見た時には目を疑いました。

1枚目のアルバムは、帯に書いてあった「奇跡の声」というのに惹かれて購入しました。父親のティム・バックリーの存在は後で知りましたが、父子揃って早死にでもったいないです。
1枚目のアルバムジャケ写真の大人ぽい雰囲気とは異なり、実際のジェフ・バックリーはオールバックのジャケ写真とは違い前髪を垂らして、背も低く少年を少し過ぎたという感じの方でした。白いテレキャスを弾きながら歌ってました。

びっくりしたのは声量があるんでしょうね、客電が点いた後のアンコールではギターを弾きながらタバコをくわえたまま、普通に歌ってました。(腹話術師か?)

♪マットさん

>ジェフ・バックリー、これからという時だったのに「川で溺れて死亡」の記事を見た時には目を疑いました
この件、僕は後になって知ったんですけどね。親子揃って早死にだなんて、何かあるのでしょうか。ブルース・リー親子も早逝でしたけど。

>客電が点いた後のアンコールではギターを弾きながらタバコをくわえたまま、普通に歌ってました。(腹話術師か?)
う~む、これはかなり高度な技術を要すると思われます。僕には出来ないですね(聞いてません)

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